クリニックノート掲載コンテンツ

この記事は専門出版社インターズが発行している「クリニックノート」に掲載されたものです。このクリニックノートは若い勤務医が購読している雑誌です。

新しい開業の形

開業して院長になる方法が、新規開業だけと思っていませんか?
開業には、「承継開業」という、もう1つの方法があります。
それは、今ある動物病院を譲り受けて新院長として独立する方法です。
これまで承継開業した多くの新院長が「新規開業は無理だと思っていたが、この承継開業を知ったことで自分は院長になれた」と仰っています。

臨床獣医師の3つの選択肢の比較表

終身勤務医
リスク ・50歳以降のリストラ
・60歳定年後に一般サラリーマン並みの退職金・年金がない
年収 1000万円以上はレアケース
やりがい 病院格差が大きい
自由裁量 大きくはない
働き方 長時間労働が気になる
ライフバランス 休みが取りやすい
リスク対処 当面のリスクは低いが、将来のリスクは大きい
将来設計 50歳以降の不安が大きい
老後の生活 生活資金に困るリスクがある
今後の見通し リスクは高くなる方向
新規開業して院長になる
リスク 開業後の収入低く、その後も不明確
開業後は治療症例、手術が少ない
売上3000万円の可能性が不明確
年収 開業5年でも1000万円以上にならないケースが増えている
やりがい 病院格差が大きい
自由裁量 大きい
働き方 長時間労働は気にならない(働いていることが楽しみになる)
ライフバランス 休みが取りにくい
リスク対処 当面のリスクは高いが乗り越えればリスクは低い
将来設計 開業後5年以降の個人差が大きい
老後の生活 生涯現役が可能
承継すれば退職金が大きい
廃業すればゼロorマイナス
今後の見通し リスクは高くなる方向
承継開業して新院長になる
リスク ・好きな開業場所を選べない
・業績を維持できないことがある
年収 ほとんどが1000万円以上のケースである
やりがい 承継する病院による格差がある
自由裁量 大きい
働き方 長時間労働は気にならない(働いていることが楽しみになる)
ライフバランス 休みが取りにくい
リスク対処 当面のリスクと将来のリスクはさほど高くはない
将来設計 承継前病院の実績が下支え
老後の生活 生涯現役が可能
承継すれば退職金が大きい
廃業すればゼロorマイナス
今後の見通し 承継者募集病院は増加傾向にある

首都圏は開業希望者が多く承継病院はすぐに決まってしまうことが多いのですが、地方都市は開業希望者が少なく承継のチャンスは大きいです。

北海道、青森県、福島県、新潟県、茨城県、静岡県、愛知県、岐阜県、広島県、山口県、愛媛県、福岡県、沖縄県は、現在、 承継者募集病院があります。

新しい開業の形2
新しい開業の形3

勤務医は50歳を越えるとリスクが一気に高くなります。
「年金支給開始が70歳に?」
70歳まで今の勤務医が続けられますか?

ここで「開業」に踏み切れるかどうかで人生が大きく変わります。

新しい開業の形4
新しい開業の形3

動物病院事業承継コンサルタント西川芳彦は近い将来資金が続かなくなる獣医師が増えることは間違いないと考えます

これからは「承継開業」が有力な選択肢になります



事業承継がチャンスをもたらすことになる7つの理由

引退を希望する院長は増加傾向にある

地方ほど獣医師不足が深刻
業績の良い病院が事業承継者を探しているケースは多いが、開業希望者は少ない

承継開業者の年収は、ほとんどが開業当初から1000万円を超える
勤務医ではほとんど不可能な年収1500万円以上の開業者が半数前後いる

最近新卒から事業承継契約をして5年間程度の勤務医を経験した後、承継開業を目指す獣医学生が現れています

新規開業では予防症例が多く、開業時の臨床のキャリア形成は難しいが、承継開業では重症・慢性病の症例が多く、やりがいと満足が得られる

地方都市では外飼いの犬猫が多く、専門病院も少ないので多くの症例を経験できる

承継開業では、将来病院の不動産を譲り受けることが多い。新規開業よりも早く不動産を所有できる。さらには収入が多い( 参照)ので、建て替え・新築も早期に実現できる。